メモ帖つかい
2007/06/27(水)
あるきおえて 帰路に ついた JR横浜線の 車内での こと。
前の 3人がけ座席で、乗込んできた 紺スーツの 男性が 空いていた まんなかの 座席に こしかけた。
左に 座っていた 高年男性は 若干 右側に 脚を 投げ出して いた。紺スーツ氏は おおきな ショルダーバッグを 手に さげて 席に ついた。が、その 高年男性の 足に あたった ようだ。
「足に かばんを ぶつけたぞ!」意外なほど 明確な 怒りの 反応を 紺スーツ氏に むけた。
紺スーツ氏は 「ぁ、あぁ」と あたまを さげたが、意外なほど 不明確な 反応しか 示さない。
やや 間が あって、「かばんを ぶつけたぞ!」と 明確な 怒りの 表現。片や 不明確な 反応。
この間、高年男性は ちらと 紺スーツ氏を 観察する。紺スーツ氏は 困惑の 表情で 無縁を 保とう とする。
少し 間が あって、「足に かばんを ぶつけた!」と 明確な 表現。対して 不明確な 反応。
高年男性が うすみどりシャツの 胸ポケット から メモ帖を とりだし、筆記具の あたまを おして 何かを メモした。車内の 中吊り広告や 車窓などに 目を やる。1行 書いて 胸ポケットに しまう。
5×3サイズ くらいの Wリング式罫線メモ帖 だ。
また、胸ポケットから メモ帖を とりだし、筆記具の あたまを おして 何かを かいた。メモ帖は 開いた ままで ポケットに しまった。筆記具の あたまを おして ポケットに さす。
やや 間が あって、また、胸ポケットから メモ帖を とりだし、筆記具の あたまを おして 何かを かいた。メモ帖は 開いた ままで ポケットに しまった。今度は メモ帖の 書込みが みえた。ページ半分を 10行くらい で 書込み した 状態 だ。なぐりがき ではない ことが わかった。
明確な 怒りの 反応者 と 几帳面な メモ書者 との 対比を 同一人物 の なかに 見せつけられて、この人物の 素性は いかに? と 興味が わく。
残念ながら わたしの 乗り換え駅 に きてしまった。