ハイドロ栽培:水抜き 
2007/08/30(木)
 前回の 水位調節の 思考実験を 具体化した ハイドロ栽培の 容器を 写真に した。

○ハイドロ容器:
・キャップ付き2Lペットボトルを 横にして、上面を 切り開ける。これを ハイドロ栽培の 「横ボトル容器」(右上)と する。
・2Lペットボトルを 2本、半切し 底ボトルに 底穴を あけて 2容器 とする。横ボトル容器を 受皿に する。(右下)
・牛乳パック(12cmから15cm高さで)切断し、底穴を あけて 容器とする。3容器を 受皿・横ボトルに のせる。(左上、左下)

○ハイドロ用土の 粒状サイズ:
・たねの じかまき にも 適した ハイドロ用土としては、小粒(2mmから3mm径)のもの が よい。
・茶色は 「レカトン」の 名称の もの。比較的 水が にごらない。浮沈判定で 浮くもの が 20から30% ある。
・れんが色は 「セラミス・グラニュー」の 名称の もの。水通しを しても にごり あり。浮沈判定で 浮くものは すくない。その点 とても 頼もしい。
・底 1cm程度 は ボールサイズで 中粒サイズ(6mmから8mm径) でも OKか。

○水肥料の水位:
・ハイドロ栽培での 水位を 思考実験 した なかで、当方の 考えが ぐらついて きた。
・水耕栽培、ペットボトル栽培など と おなじ には やれない のか。
・ハイドロ栽培では 一度 用土深さの 1/3程度 の 水位に 給水し、次の 水やり は、底の 水が 完全に なくなった 後で よい という。
・小粒ハイドロ栽培で 気づいたことは 発芽時期の ひげ根が しっかりと 小粒ハイドロに まとわり ついて いる。

○ハイドロ栽培の 水位調整:
・水位の 調整も ハイドロ栽培法に ならって みよう。
・受皿・横ボトルに 水肥料溶液を いれる。2容器、3容器(ともに底穴あり)を 受皿に おく。水肥料溶液の 受皿水位は 「用土深さの 1/3程度」に する。これを 満タン状態 という。受皿の キャップ側から 排水できる から 水位調整が 容易だ。
・満タン状態を 1日続けたら、受皿キャップから 全部排水する。(ハイドロ用土全体は 1日で 保水状態に なっている)
・上の写真では 左下の 「セラミス・3パック容器」が 本日、給水開始・満タン状態で 種まき。それ以外の 3つの ハイドロ容器は 水抜き状態(2日目)。
・問題は 用土が 乾燥したとき、次の 給水・満タン時期を どうして 検出するか?セラミスシステムでは 「検出器」が あり、用土に 差し込んで 水の 枯れ具合 を 測れる らしい。
・今回の 実験では 目視で 乾燥程度を 探ってみる。

○なぜ 満タン・水抜きを くりかえすのか?
・水耕栽培だと 根の 伸び方が 垂直方向へ むかう。横方向には 根が 伸びない。だから、倒れないように 保持する 必要が ある。(噴霧栽培だと 均質な 給水状態が できて 横にも のびる?)
・ハイドロ栽培は 根が 全方向へ 均等に 伸びて 自立する 必要が ある。用土自身も 均質に 保水する ことを 想定。
 そのためには、水が 常に 底面に ある 状態は 好ましくない。(と 勝手に 想像)