思考実験:引戸クローザ(2)
2009/06/24(水):2008年7月ころ
2.引戸クローザの寿命が 3年!
出入り業者の 見積書を 確認しつつ、以下の3点を 業者、メーカーに 質問・照会・回答待ちした。
○引戸クローザの 制動装置には 調整機能が ある。まず、調整しよう。−−−調整したが、制動力が 上らない。
○駆動装置は 取り替えなくて よいのでは。−−−エアシリンダ制動装置だけの取替工事見積の再提出を依頼。
○引戸クローザ製造者が 公称寿命を 何年と しているか。−−−耐用回数:20万回(駆動・制動こみ)
引戸クローザの公称耐用回数が 20万回だとすると、わが団地での 使用状態からすると 何年寿命なのか?
概略数字で 計算してみた。
○全住戸:約600戸、ゴミ置場引戸数:6引戸(3か所×2引戸)だから、1枚の引戸を 100戸の住民が 開閉する。
○全戸が 毎日ゴミ出しすると 引戸1枚は 100回/日 開閉される。
○引戸寿命年数=20万回/(100回*365日)=5.48年!だ。
この概略計算で 5年半から 6年間くらいの 公称寿命だと 把握した。
実際、H15年:新設、H20年:寿命なら 計算どおりに なっている。あまりに ぴたりと 合致するので まゆつば か?
なぜ、元理事長が 手回しよく 修理の段取りを したのだろうか?
疑問のまま、ゴミ出し風景を 思い出すうちに 引戸の動き回数が 見込み違いだと わかった!
○1回の ゴミ出しで 引戸が 動くのは、入るのに1回、出るのに1回だ!
○すると、引戸寿命年数=20万回/(2*100回*365日)=2.74年! だ。
そこで、過去5年間の管理組合会計支出を しらべてみた。2年前に 引戸クローザ調査の 支出があるが、わずかな額だ。取替工事費用ではない。
ゴミ出しの 回数を 見直して、
○ゴミ収集も隔日になったので、ゴミ出しも隔日になっているかもしれない。
○すると、引戸寿命年数=20万回/(2*50回*365日)=5.48年! となっているのか?
この 寿命年数の条件を 踏まえて おけば、実態把握できたことになるようだ。とりあえず これで 納得した。
(元理事長さまの 気配りには もっと別の 曰く因縁が あるかもしれない、、、)
結論として わが団地では 「引戸クローザの寿命が 5年!」 と 把握しておく とよい。