ハイドロ栽培:ネックで揚水する容器 
2007/12/10(月)
 ペットボトル栽培の 要領で 用土には ハイドロ栽培用の ハイドロボール、レカトン、セラミスグラニューなどを 使う 方法で 試行錯誤 して います。
今回の 表題:ペットボトルの ネック部分で 揚水する ペットボトル容器の 作り方。
と 言えば わかりやすい かも しれない。写真を 参照しながら 読んでください。

 ネック揚水容器の工作:(写真左上:2Lペットボトルの工作写真)
○2Lボトルを 半切する。底側の ボトルは 入子にする 飲口側ボトルが 倒れない 程度で 高さを 決めて 切る。
○底に 飲口が 確実に 接触して よい。ハンダごてを 熱くし ペットボトルに 穴空け する。方法は、
○底に 接する 飲口頂点の 3か所に こて を あて、小さく U字溝を つくる。液肥を 吸い上げる ため。
○入子側の ボトルには 小さな 穴を 写真の ように 無数に あける。
○底ボトルと 入子ボトルは 四隅を 結束バンドで とめる。(両ボトルに 上下2か所の 穴を あけて バンド止め)
○一体化した ボトルに なる。底側ボトルの 高さは 四隅を 残し もう少し 切り下げて も よい。
○(写真中央:底ボトルに 液肥日光よけの ため アルミパッドを 巻く。底ボトルを 切り下げた 位置で 巻いた状態) 
○(写真右:0.5Lペットボトルで 同様の ネック揚水容器を 作った もの)

 ハイドロ培地の作り方:
○容器が できたら、セラミスを つめる。ネックにも セラミスが はいる ように すこしづつ いれる。
○ネックから 上には セラミスと パーライトを 7:3混合した ものを つめた。(写真例)

 ネック部を 揚水構造に する 理由:
○容器に 揚水能力が あれば、底に 入れる 液肥の 水位が 多少 減っても 給水される。
○培地の 水分分布が なだらかに なり、培地が 水浸しに なりにくい。(培地底を 液肥水位から 離せる)
○培地の 底も 液肥づけ に ならないで すむ。培地に 空気が 流れ やすくなる。
○ハイドロ培地 自身に 吸い上げ力、保水力が あり、数cm 程度なら 揚水できる。

 以前の 試作バージョンでは:
○飲口キャップを つけた状態で これに 2つ 穴を あけ 入子ボトル を つくった。
 ・培地は セラミスと パーライトを 混合した もの:1個。(いま 双葉 が でた ところ 程度)
 その前段の 試作:
○キャップなしで 単純に 入子に した もの:
 ・水切ネットで ネック基部を 塞ぎ、ハイドロボールを つめた もの:2個。
○キャップなしで 単純に 入子に した もの:
 ・1L 入子ボトルに 培地を 水苔だけで つめたもの:2個
(キャップなしの 2種は ネック部に なにも つまって いない。どちらも つぼみ菜が 順調に 成長。
ボールつめボトルは 入子の 下穴から たくさんの 根が 伸び出して いる)