思考実験:引戸クローザ(3)
2009/06/24(水):2008年8月はじめ
3.引戸クローザ修理の 3対策!
 引戸クローザの エアシリンダ制動装置を 取替工事する に あたり、少しでも 寿命を 伸す対策を思考した。
○エアシリンダ基底部(空気逆止弁)に塵埃吸込み防止対策−−−不織布フィルタを基底部に巻き付けた。(業者といっしょに 工事前日の夕方に フィルタ巻き付け工作を した)
○エアシリンダ頭部を水平化する対策−−−接着剤付きのゴムスペーサを用意させ、工事時にシリンダ筒身が水平に なるように 調整した。(空気逆止弁がスイング弁形式なら水平配置するのが よいと 考えた)
○ワイヤ駆動装置の駆動力を もっと弱めに 調整する−−−激しく閉じる現象の ひとつは 駆動力が 過大なのかもしれない。

 工事日には この 3つの 対策を 含めて 取替工事を 完了した。
工事後、取り外した エアシリンダを 3本は 業者に 渡し、3本は 当方が 保管した。後日、業者は 空気逆止弁付近を 切断・分解して 持参、見せてくれた。
その結果、
○エアシリンダ基底部(空気逆止弁?構造)に 黒いカーボン粉末が 付着堆積してある。これは シリンダ内部の カーボン・リングが 摩耗したもの の ようだ。外部塵埃の吸込みではない と 判断。
○空気の逆流防止機構も スイング弁ではなく 硬球とスプリング+テーパーネジが 部品であり、何らかの 空気流操作で 機能を形成してある ようだ。(シリンダ水平化は 意味がない?)
ということが 判明した。
 また、駆動力を (4タップほど)弱めに 調整して、
○ゆっくり 引戸が しまる ように 駆動力が ほんの少し 制動力を 上回れば よい。そんな 動きが できた。