2010/06/18(金)
 この哲学練習帖3が、不在着信があったことから 大規模修繕関連のことに触れて はじまった。 修繕絡みの話は 2年間にわたる委員会活動ですから 書き始めたら 際限がない。 たとえば、直近の総合定例会での「修正提案2件、工事図面催促2件」だけに関しても 書き出したら 止らないだろう。 工事図面を早く作れと催促すること自体も 一委員としては 孤軍奮闘なのだろう。 催促する理由は A4用紙1枚のなかでは 2、3項目の箇条書で表現するに止めたので、短信箋でも当然ながら省略する。

 そこで 哲学練習帖に ふさわしい 論点にしぼってみよう。
視点を変えて、孤軍奮闘している姿は 先輩氏にしても 当方にしても 同様の範疇に入るのではないか? 
ある目的で結集した組織・委員会のメンバーが 如何なる役割と責任を果していくべきかという 一般的な問題として考えたらどうだろう? 必要に迫られて発足させる委員会では、3役レベルは重要だから 人選も役割もはっきりしている。 だが、個々の委員レベルまでの 役割分担は 明確ではなく 結果的に数合せになる。 また、外部専門家(大規模修繕の場合は外部建築設計事務所など)と契約・委任して 重要事項を調査・検討し、委員会での計画実施をサポートさせる。 これで 通常の修繕活動の役目を果していける。

 では、個々の委員として 委員会活動を どういう方法で取り組めばよいのか?
○「委員としての役割と責任」を どんな形で 果していくか。 公式的に公開議論したことがない。 自覚の問題であると片付けられる。
具体的に外見に現れる活動の姿を見ていると、各自の自覚として「役割と責任」を どう把握しているのかが よくわかる。
・委員会会合に 資料なし手ぶら参加する人。 ・過去の決定事項を 理解していない人。(予習・復習しない人) 
・発生した課題に 解決策を 即答する人。 ・理想論を述べるが 具体到達論につながらない人。
・現状の建物構造、給水、排水、排気、外構の概況などに 無関心、誤解の人。 ・法令上の定期点検などに 無関心な人。
・外部専門家へ過度の信頼、委任をのべる人。 ・設計仕様、見積明細など 詳細確認する人、まったく関心のない人。
・委員報酬を拡大解釈する人。(懇親会など)
○数合せの委員とは言え、直近の管理組合理事経験者や 前回長期修繕実行委員経験者の方々である。
 それでも 外見に現れる姿は 上記のように見える。
 

○「役割と責任を 各委員に割り当て」たら、どう変るだろうか?
・委員の責任として、復習・予習を 必ずしてから 出席しなさい。
・委員の責任として、必ず 文書にて 提案など 提出しなさい。
・委員の責任として、現況図面を見て 確実に把握しておいてください。
・委員の役割として、必ず 解決案を 発言しなさい。
・委員の役割として、この範囲の 改修設計、見積り明細を 精査してください。
などと 明確に 分担して 始まっていたら どうだろう?