2007/03/20(火)
 「失敗学のすすめ」では 失敗の 原因を 分析・評価して 新しい対策・創造 を すすめる こと を 提唱する。
○作業が 成熟すると マニュアル化指導に 固定する 傾向 になり ちいさな 失敗・課題が 見落される。
○マニュアル以外の ことに 思考が まわらない。組織的に 思考停止状態に おちいる。

 自分の 経験からも 個人的な 「思考停止の状態」 を 目撃した こと が 何度か ある。
○また、現在の 6カ国協議 の 日本・北朝鮮の 交渉状況では まさに 「日本の思考停止状態」を 目撃して いる。
○家族会の 努力で 積み上げた 国際的な理解・支援を 政治交渉で 補強する こと すら できない でいる。
○最悪の 失敗ケースを 各種 想定し、対応を 研究 してきた 政策努力・尽力の かけら すら 世界に 発信 できない で いる。
○すぐに 成果が でなくても、やるべき 有効な 提案を やりとげる のだ という 意欲が まったく みえない。
○こんな 「思考停止状態」で 改憲論議を はじめて ほしくない。いま、国は 思考停止状態で 走っている。

失敗学のすすめ:畑村洋太郎
2007/03/17(土)
 畑村洋太郎 の 「失敗学のすすめ」、畑村式「わかる」技術(講談社・文庫、・現代新書) の 2冊の 本を 購入し、通読した。「失敗学のすすめ」は うしろ1/3が 未読状態です。今日中に 読み切る つもり。
どちらも 啓発的な 思考開発を うながす 内容で、これを 基本に 教育指導が なされたら、将来の 日本には 失敗が なくなる?
というのは 楽観的 すぎるか。しかし、現代の 老朽社会システムが 露呈させる 「失敗の土壌」を 改善する おおきな ちからに なるのだろう。

 提唱する 「失敗博物館」が どこまでの 進展状況に あるのでしょうか。また、思考展開図を 実際の 場面で どう使うか や、失敗分析から どう 成功設計へ つなげたか の 豊富な 実例展示が 体験できると いいですね。
○思考展開図は 多面的な 要素、構造、関連を 投影させて 全体図に まとめる。とても 新鮮に 感じたのは、多面的な 思考面が 垂直的に、立体的に 存在・関連している という 考え方。
 頭の なかで 投影された 思考展開図だけを 考えて いると、立体的な 関係を 見失う。
○多重階層の論理判断が できなければ、はなしに ならない わけだが。