世界最古の土器
2006/05/01(月)
 「日本文明77の鍵」:梅棹忠夫編著:文春新書435 を読むと、青森県大平山元Ι遺跡で発掘された土器に付着していた炭化物の年代鑑定で一万六千五百年前のものと判定された。また、一万年をさかのぼる土器、遺跡が日本にはいくつかあり、一方かつては農業の起源地とされていた中近東や北アフリカでは一万年前をしめす遺跡はない、と記述されている。(4の鍵:世界最古の土器:小山修三記)
縄文時代の早期から実用的な土器が作られ、使われていたようです。
 横浜市歴史博物館、大塚・歳勝土遺跡公園は、弥生時代の遺跡として展示されているので弥生時代の土器を多く観察できる。その多くは細首のつぼ型土器です。遺跡公園開園10周年の記念企画展の縄文土器には広口の土器や平底の土器なども展示されていたようにおもう。たしかに実用性・生活感を想わせる縄文土器です。