2011/11/19(土)
 「組織ボケ」と呼ぶと
 の後半で、工夫を妨げる要因について記述した。
○万有資源:「人・物・金・組織」の活用に工夫しなければならないのに、逆に「してはいけないこと」をするケースがある。 (以下、してはいけない禁じ手を要約)
×してはいけないこと:(説明を嫌い)「その点は考慮してありますから、お任せください」と言うこと。
×してはいけないこと:(何度か確認しても)「・・・」いつまでもなしのつぶて。
×してはいけないこと:(現場を見ずに)「他人任せにして無責任な回答を出す」
×してはいけないこと:(工程各段で)「処理法の良否を判断しない」。(当初も大事、過程も大事)
○つまり、正しく尽力することなのでしょう。
 「正しい尽力をつづける技」をもっている人に巡り会えたら幸運ですね。 大切にしたい。
 もう一つ、してはいけないことを追記します。
×してはいけないこと:(論理を捨てて)個人攻撃:「強引な性格批判」を展開し、相手を非難すること。
 意見対立が長く続くとき、個人攻撃で問題解決しようとする雰囲気が生じたり、
 それに便乗しようと先導する者がでます。
●この手の「してはいけない禁じ手技」を身につけて育ってしまうと正しい尽力者にはなれないでしょう。

「組織ボケ」:
●「してはいけない禁じ手技」のことを「組織ボケ」と呼ぶことにします。
 厄介なのは「組織ボケ」を無意識のうちに仕掛けられてしまうことがあります。
 つまり、ボケに対して「正しいツッコミ」を速攻的に打ち返しておけば、問題の芽が伸びずに済むのに、後々その「組織ボケ」が思わぬ結果を生みだします。
●特に「組織ボケ」を身につけて育った「人・組織」との初仕事では、半信半疑で「正しいツッコミ」の態勢がとりにくい。
●法制度に違反すれば「組織犯罪」と呼び「組織ボケ」とは区別しますが、組織人ひとりひとりの「業務取組みの意識」が「正しい工夫・努力」に向いていないと「組織ボケ」が忍び込みます。

 「組織ボケ」:禁じ手技の説明に、ボケが発生する場面設定を簡単に表現するために、
(説明を嫌い)(何度か確認しても)(現場を見ずに)(工程各段で)(論理を捨てて)などの注釈をつけました。
×関係する組織間で(説明を嫌い)、(何度か確認しても)、、、などの禁じ手技が発生する場合や、
×同一組織内で(説明を嫌い)、(何度か確認しても)、、、などの禁じ手技が発生することもあるでしょう。


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