存在:MIL記号の威力
2007/05/06(日)
前回の で
の図解を のせた。
図中の等値論理図は 30年ほど前に考案したもの。 今回の記載で あらためてインターネット世間をしらべた。
○MIL記号をキーワードに 検索。 結果としては 「EXCLUSIVE OR」を解説しても、補対関係・相補関係にある 「INCLUSIVE AND」を図示するページは 見当らない。 残念だ。 しかも、もっと基本の単項論理での相補関係をもらすことなく すべて図示しているページもない。 これも 残念。
○仕方ない、下記に 30年前の 私案(のこり部分)を 再現する。
○図解をじっくり みる。 と MIL記号の威力、概念がみえないか。 よく みえる。
○アメリカ人も ここまでは よく理解し、MIL規格として 提起した。
だが、「AND/OR/NOT の組み合せで 定義できる EXCLUSIVE ORには 裏論理図形・記号を定義せず」とは 聞き捨てならない。 と 30年ほど前に 感じた。
○MIL規格の 概念は、「論理回路の信号受渡し、基板間の信号受渡し に対して、真値で渡すのか、偽値でわたすのかを 明確に図示したい」との 思い入れ だったはず。
○だから、接続配線も 論理図面では 真値/偽値に分けた記号図で描くように 提起された はず。
以上の 図解と 概念を 総合すると、次のように 帰納論理できる。
○論理ゲートは 真値/偽値の 両面をもつ。 表裏関係とか、相補関係とか、補対関係とか に相当する。
○論理回路は 真値/偽値の 二つの 状態を もつ。 表裏一体の関係で、表を定義したら、裏も定義しておくべきだ。
○「論理ゲート図で 表記号を定義する だけで、裏記号を定義しないで よい」と 考えるのは、二値のデジタル世界では 許されないこと。
○30年ほど前に この「デジタル・二値世界」の考え方に 理解を示してくれた人:
職場の先輩と 日経エレクトロニクス・「わたしの設計」欄。
○30年ほど前に 精魂込めて 作成した文章を、これ以上 「再説明するのはご勘弁を」 と思う。
しかし、単なる配線にも 真値/偽値の 論理図をあたえるという意味を 上記の図解からくみとってもらえたら うれしい。
○存在するもの すべてが 命題に対して 表・裏 二値の論理をもつ。と。