ハイドロ栽培:揚水柱にメラミンフォーム 
2007/08/26(日)
 メラミンフォームを たね床に するのは 効果的で なく、失敗と 判断した。
○思考実験を しなおしてみる。
○ハイドロ栽培では、穴なし 容器に 用土として 保水力のある 多孔質軽石ボールを つめる。直に 水を 1/5ほど いれる。一方、ペットボトル栽培では、川砂などの 用土に、揚水ひもを とおして 外側の 容器から 給水する。
○当方が やりたいものは ペットボトルによる ハイドロ栽培で、水やり・水交換が しやすい 穴あり容器方式 だ。
 昨夜、ふと 思いついたのが 「揚水ひも」 でなく、「揚水柱」 という 方法。
○メラミンフォームを 揚水柱 として 活用する 思いつき は おもしろそうだ。
・実験すると 水位面から 5、6cm 上まで 揚水能力が ある。麻ひもと 比較では 優るのだろうか?
・2、3時間の テストでは 麻ひも も 同程度以上の 高さまで 吸い上げる。湿り気程度 なら 麻ひもは さらに 上昇。
・揚水・吸水率の 容量で 言えば、メラミンフォームの ほうが 自分の 体積いっぱいに 吸い込める。
○メラミンフォームは 圧縮されると 吸水できず、揚水力も その部分で とまる。
○メラミンフォームを 水位面に 垂直方向に 何度か 押し下げ(ポンピング) すると、浸み上りが 一時的に すこし高い ところまで とどく。(+1cm程度)
○メラミンフォームは 強い 圧縮で 変形、不可塑の 性質 がある。ポンピングも 常用 できない。

 ペットボトル栽培での 必須条件:
○水位面と 揚水口とが 接しない ように 空気層が 必要だ という。
○そのため 不織布による 揚水ひもが 必要に なる。
 ハイドロカルチャー栽培での 必須条件:
○通常の方法では 容器底に 根腐れ 防止剤を いれて、ハイドロボールを つめる。
○入子型の 二重容器の ハイドロ栽培を 採用して いる 今回の 場合は?
・水の 入れ換えが 簡単に できる。その折に 底の 空気の 入れ換えも できる。
・根腐れ防止にも 空気層の入れ換えにも 支障が ない のでは? と 想定している。が、ほんとうか?

 いずれにしても それぞれの 方法を 比較実験して みることに した。
○ひとつは メラミンフォームの 揚水柱方式を 実験開始。
○ハイドロ用土 には 「レカトン」 という ハイドロ小粒 を 使用。
○あわせて、改良型ハイドロボトル栽培でも 用土を 「レカトン」に 変更したもの を 実験中。  

起原情報:
2007/08/22(水)、08/18(土):メラミンフォームを 種床に。失敗速報・追記あり。
2007/08/17(金):揚水ひもなしハイドロ栽培の容器を 考察。
2007/08/14(火):麻ひも揚水に 疑問発生。
2007/08/08(水):基本の資材・工作説明。出発点。